PCD工具(ダイヤモンド工具)とは
突然ですが、ダイヤモンドはお好きですか?
そう、あのキラキラ光る宝石の王様。とにかく煌びやかで、見てるだけで優雅な気分になりますよね。
女子力が限りなくゼロなかあちゃんでさえ、ダイヤモンドはキレイやなぁ~ってうっとりします。
ジュエルリング(飴)も大好きでした。ジュエルリング、ご存じですか?
ジュエルリングについてはこの記事の最後に詳しく。(え?いらん?)
話が逸れました。ダイヤに戻ります。
そんな宝石の王様、ダイヤがくっついた工具があるねんて!その名も「ダイヤモンド工具」
え、どんなんどんなん?
こんなん?
え、カワイイやん。めっちゃ夢のある工具やーん。
いやでもこんな工具見たことないな。。。多分こんなんと違うな。。。
ダイヤモンド工具、調べてみることにします!
ダイヤモンド工具(PCD工具)とは
ダイヤモンド工具はPCD工具と呼ばれ、PCDチップを工具の切削部に取り付けた切削工具のこと。
PCDっていうのはPoly Crystalline Diamondの略で、ダイヤモンド焼結体のこと。
人工的に作られためっちゃちっちゃいダイヤモンドの粒を、金属やセラミックの粉と一緒に、超硬合金の上に高温・高圧で焼き固めた材料のことらしい。
だから、宝石のダイヤモンドを工具に張り付けてるんじゃなくて(当たり前か)、
PCDでできた板状のチップを刃先に取り付けてる工具なんやね。
PCDってどんなんなんやろ。キラキラしてるかなぁ~
って思ってたら、こんなんやった → うぅ、地味…
上の黒い部分がPCDで、下の灰色の部分は母材。超硬らしい
これを小さく切り出して、
板状に成型してロウ付けするとこんな感じ↓
あれ。。。めっちゃ普通やん。。。
ちょいとズームアップ
いやいや、見た目は普通でも!PCDはすごいんやで!
どうすごいかと言いますと…
PCD工具の特徴・メリット
天然ダイヤモンドが単結晶なのに対してPCDは多結晶。
多結晶っていうのは複数の結晶がいろんな方向を向いて不規則に集合したもの。だから、どの方向から力を加えられても割れにくく、剥がれにくい特徴があるねん。
摩耗しにくくて、切削性にも優れてて、さらに再研磨もできたりするから切削工具に最適やねんて。
そんなPCD工具、特に力を発揮する得意なものは超硬合金の加工や鏡面仕上げ、セラミックやプラスチックの加工など。
アルミ材の加工に関しては長期にわたって寸法を安定させることができる。
それ以外に鋼材や軽金属、特殊樹脂なんかも加工できちゃう優れもの。
PCD工具の特徴・デメリット
逆に苦手なもの(使えないもの)は鉄系鋼材の加工。
鉄系鋼材を加工すると、ダイヤモンドの炭素原子が鉄に吸収されてしまうねんて。そうするとPCDは摩耗して、正常の切削ができなくなってしまう。。。
せっかくのダイヤモンドの良さがなくなってしまう(泣)
なので、PCD工具で鉄を加工するのはやめてね。
そんなPCD工具、ダイヤモンドを使ってるからか、1本あたりの値段がお高い!
超硬を使った工具も高価と言われてるけど、PCD工具は超硬工具の比じゃないくらい高い!
PCDの部分ってめっちゃちっちゃいのにー
でもま、鉄系の加工に使わなければ耐摩耗性も高いし、再研磨もできるみたいやから工具寿命は長い。
さらに加工精度も高くて、厳しい加工にも耐えうるなら、トータルすると経済的なのかもしれません。
まとめると、
・PCD工具はダイヤモンド焼結体を刃先にロウ付けした工具
・高額だが耐摩耗性に優れ、長期にわたり安定した精度で加工可能
ってな感じです。
いくら性能は良くても、そんなに高くちゃ手が出ないなぁって思ってるそこのあなた!
朗報です!
なんと、超硬工具でPCD工具と同等の切削能力を実現できたという情報が!
これについては次回詳しくお伝えしますね。
そしてこちらがジュエルリング。
ロッテから発売されていた指輪型の飴。(ロッテだったのね~)
当時の価格は30円。イチゴ味とメロン味がありました。(他の味もあったかも)
宝石の部分が飴になってて、指にはめながら舐めることができるキャンディです。
透明でキラキラしてて、本当の宝石みたい。女の子の心をわしづかみにしていた駄菓子です~
指の付け根から第二関節までのエリアがベタベタになるっていう、
お菓子を食べて普段は汚れない部分が汚れるタイプの飴でした。
探せば今でも買えるみたいです(類似品)
スーパーとかで見かけたらきっと買ってしまうやろうなぁ~
あ、そうそう、ソリッドツールのカタログ、無料でダウンロードできるねん。
ただやで、ただ。よかったらポチって持ってって~
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