切削条件(切削速度・回転数)とは
ご無沙汰しております、かあちゃんです~。
前の更新が2月… え?半年前??そんなに経つ?
朝、布団の中で「一瞬目つぶっただけ」やったのに20分くらい過ぎてるやつやん。
ということで、めっちゃ久しぶりの更新です。
今回は「切削条件」について勉強してみようかなと思います。(久しぶりやのに難易度高そう。。。)
切削条件とは
『適切で効率的な切削加工を行うために必要となる数値』
加工するとき、機械に「切削速度」「回転数」「送り量」「切り込み量」とかの数値を指定せなあかんくって、
それらの数値のことを「切削条件」っていうらしい。
え、もうすでに難しいやん。かあちゃん無理かも。
(あきらめ早いな。もうちょっと頑張れ!)
この切削条件って、加工物や工具の材質はもちろん、何に焦点を置くか
(加工スピード?加工精度?はたまた工具の寿命?など)によって適正値が違ってくるみたい。
スピードも!精度も!工具の持ちも!なんて全部をパーフェクトにするのは到底無理やねんて。
だから優先順位とバランスを考えながら設定せなあかんみたいで。
…めっちゃ難しいやん。
うちの会社(ソリッドツール)は工具メーカーやから、
工具をつくる側であって、使い手(ユーザー)ではないねん。
けど、営業さんはユーザーさんから切削条件について説明を求められたり、
具体的な数値について相談受けたりすることもあるみたい。
そこで、かあちゃんも
「切削条件の基礎の『基」の、最初の横棒」くらいは知っとこうかと思って、
勉強してみることにしました。
根っからの文系で、小学生レベルの算数も苦手なので、計算式には一切触れずに進めていこうと思います!
無理はしないスタンスです。体に良くないからね。
今回は、切削条件の中の「切削速度」と「回転数」について、かるーく勉強することにします!
『基』の最初の横棒やからね。
切削速度
ということで、まずは切削条件の中の一つ「切削速度」について。
切削速度っていうのは、工具が被削材を切削する速さのこと。単位はm/min。メートルパーミニッツ。
「1分間に何メートル進む速度で削ってるん?」ってことやね。
うちの会社(ソリッドツール)が扱ってる工具って、直径5㎜から30㎜くらいが主流で。
トンネルみたいに大きくて長い穴をあけるわけじゃないから「1分間に何メートル削る?」って言われても、
イマイチ想像できへんなぁって思ってた。
けど、そうじゃなくて、例えば「1分間に1m進む速さで削る」っていうのは、
5㎝の深さの穴を20個あける速さってことなんやね。(5cm×20=100cm つまり1m)
だいぶ身近に感じてきた。
切削速度を上げて加工すると、スピードアップするから作業時間は短縮される。けど、
摩擦熱で工具が摩耗したりカケちゃったり。
工具への負担が大きくって、工具寿命が短くなっちゃうねんて。
かといって、切削速度が遅すぎると、ビビリ(振動)が発生して加工面が粗くなることも。
面は粗いわ、時間もかかるわ、でいいことなし。
速すぎず、遅すぎず、ちょうどいい速度で加工せなあかんね。この「ちょうどいい」数値が集まって
「最善の切削条件」になるねんね。
回転数(回転速度)
次に回転数。(回転速度とも言うらしい)意味はそのまま「回転する回数」単位はmin-1。
読み方は「毎分(まいふん)」やって。
たとえば、100min-1は「毎分100回転」って読むねんて。『1分間に100回、回転する』ってこと。
直径の大きさにかかわらず、回転数が同じなら、同じ回数回ってるってこと。
外径がどんなけ大きくても、逆にめちゃくちゃ小さくても、100min-1やったら1分間に100回転。当たり前なんやけど、なんとなく「へぇ~」って思った。
回転数は径の大きさ関係なく同じやけど、同じ回転数やと、径が大きい方が「刃」が早く回ってるってことやんね?
100mトラックと1000mトラック、同時に1周しようとしたら、
1000mトラックを走る人の方がよっぽど早く走らなあかんのと同じやね。
そんな回転数、切削速度との関係が深いんやって。
(かあちゃんの体に悪いから)
計算式には触れへんけど
どうやら回転数が多くなったら
切削速度も速くなるみたい。
どういうことかと言うと。。。
100min-1(毎分100回転)で1m/min。
1分間に100回転して1m進む。
(うん、ここまではかーちゃんも分かる)
ここから回転数を上げてみる。
毎分100回転から毎分1000回転へ。(10倍の速さで回転させる!)
1分間に1000回転すると、何メートル進む?
(どうやら外径も関係するみたいやけど、
ここでは同じ大きさの径ってことで話を進めることにします)
100回転が1000回転、10倍やから、進む距離も1mが10倍になって10m!
ってこと。…なんかな?(算数苦手やから不安でしかない)
インターネットで調べても難しい計算式しか出てけーへんから分からへん(怒)
回転数と切削速度は「互いに換算が可能」らしいから間違いないわ。(…多分。 知らんけど ←便利な言葉や)
つまり、径の大きさが同じ場合、回転数が大きくなると切削速度も速くなる。
だって、多く回転したら、多く削ってるってことやもんね。
一般的に回転数が多いほどワークの表面はキレイに仕上がるねんて。
「回転数が大きい」イコール「切削速度が速い」
やから結局、切削速度の条件と同じで「速くすれば効率はいいけど、工具寿命は短くなる」ねんね。
回転数も「ちょうどいい」数値を探らにゃなりません~
やっぱり難しいねぇ。。。
次回はその他の切削条件、「送り」と「切り込み量」について勉強しようと思いまーす。
あ、そうそう、ソリッドツールのカタログ、無料でダウンロードできるねん。
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