リップハイトとは
今回は「リップハイト」について勉強します。
リップ → 唇
ハイト → 高さ
唇の高さ。口角? 調べてみるわ。 → 口角は英語でcorner of mouth。
Lip heightちゃうやーん。
「超硬工具用語集」によると、リップハイトとはドリルを回転したときの、切れ刃の高さの差やって。
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この用語集では「切れ刃の高さの差」って書いてたけど、他の文献とかサイトとか調べたら、「リップハイト」は「切れ刃の高さ」って意味で、高さの“差”の意味は含んでなかった。。。
どっちが正しいんやろ?もし”差”の意味を含んでたとしたら、「リップハイト差」は“切れ刃の高さの差の差”になってしまうのさ。
どーしよ。いっぱい調べたけど、正解が分からへんねん。
とりあえず、工具屋さんのいろはの中ではリップハイトは「切れ刃の高さ」で書くことにします。
で、このリップハイト、差が大きかったらあかんらしいねん。
検査員さんもリップハイト差が規格内かどうか、1本1本目を光らせて厳しくチェックしてはるし。
リップハイト差が大きかったらどうなんの? 調べてみるわ。
答え)リップハイト差が大きくなると穴が曲がったり、工具が破損したり、真円度や真直度が悪くなる。
ねんて。
真円度っていうのは、いかに「まんまるか」のことで、真直度っていうのは、いかに「まっすぐか」かってこと。
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でもなんで、切れ刃の高さに差があったら、穴が曲がるんやろ。。。調べてみるわ。
答え)リップハイト差が大きいと片刃切削となり、一方の切れ刃にだけ切削抵抗が余計にかかるため
穴曲がりが生じる。 ねんて。
切れ刃の高さが違ったら、片っぽの刃だけで削ってることになって、
そっちに負担がかかって穴が曲がっちゃうんやね…
さらにはポキッと折れちゃうこともあるそうな…
えらいこっちゃで。
でもなんでリップハイトに差が出てしまうんやろ…
今度は聞いてくるわ。
答え)工具に振れがある状態で加工してしまうと、中心がズレてしまい、リップハイトに差ができる。
ねんて。
中心がずれた工具はこんな感じ。
中心がズレた工具で穴をあけると、ずれた分だけ穴が大きくなってしまう。
リップハイト差がでると、精密な穴があけられへん…
穴曲がりとか穴径拡大とか、穴あけ工具として致命的やん。
だから新品はもちろん、再研磨品でも、
検査員さんは目を光らせてリップハイトを測定してはるんやね。
ちなみに再研磨とは、何回か使って切れにくくなった工具を研磨して、
再び切れ味を良くすること。ですねん。
ここでかあちゃんの素朴な疑問。
なんでlip(唇)って単語を使うんやろ。口っぽいから?
いや、ちょっと待って。前はココを「肩」って呼ぶって言ってなかった?
肩やったり口やったり。忙しいで、ホンマ。
その後…
調べに調べた結果、lipには「切れ刃」って意味があることが判明しました!
Lip height = 切れ刃の高さ。
なんかめっちゃ納得やん!
納得したところで、今回はこれにて。ドロン。
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