クーラントの効果で切削効率アップ!(株)トクピ製作所さま
この前、大阪府八尾市にある株式会社トクピ製作所さまにお邪魔してきました!
株式会社トクピ製作所さまは「高圧ポンプ」の制作を通して、ポンプ関連商品や応用商品を開発されている会社です。
なんでポンプの会社に、工具屋さんのかあちゃんが行かせてもらえることになったのか?
それには理由が2つありまして。
一つは「クーラント」について勉強させてもらうため。(クーラントの説明はのちほど。。。)
トクピ製作所さんはクーラントの効果を研究されているエキスパート!色々教えていただきます!
クーラントを高圧で噴射しているところも見せてもらえるって聞いて、ものすごく楽しみにしてました!
かあちゃん、オイルホール付きの工具はめっちゃ納品してるけど、実際、そのオイルホールからクーラントが出てるシーンを見たことなくて。
どんな感じでクーラントが出てるんか見てみたかってん。
もう一つは、かあちゃん、ちょいちょい他の会社さんを見学させてもらってまして。
見学の様子を動画にして、ソリッドツールのホームページで紹介させてもらってますねん。今回も社内の様子を撮影させていただきます!
今回、かあちゃんは「ハイプレッシャーブレーカー」というものを見せてもらいました。
この「ハイプレッシャーブレーカー」というのは“超高圧クーラントを使用したくずを分断システム”のこと
(株)トクピ製作所様のHP http://www.tokupi.co.jp/products/hpb.html
難しい単語が多いやん…
まずは「クーラント」の意味からやね。
クーラントって言うのは「冷却材」のこと。機械を使って「切削」すると、高速回転するから摩擦で熱が発生するねん。
工具にも加工物(削られる方)にも熱が発生。
そらもう熱々やで。
この熱が工具の劣化や破損、加工物の歪みとかになるねんて。あかんやつやん。
そこで「クーラント」を使って熱を冷まします!
熱を冷ます方法は2つ。「外から」か、「中から」か。
子どもの熱で言うと、冷えピタを貼るか(外からバージョン)、冷たい水を飲むか(中からバージョン)、
みたいな。(あくまでもイメージです)
工具の外側からクーラントを当てることを「外部クーラント」と言います。
工具の中にオイルホールと呼ばれる穴があいてて、工具の内側からクーラントを噴射することを「内部クーラント」と言います。
かあちゃんが会社で見る工具は、このオイルホール付きがほとんど。今は80%くらいがオイルホール付きの工具みたい。(かあちゃん調べ)
クーラントって、一番熱いところ、つまり「まさに今ココ削ってんねん」の場所(切削点)に当てることが重要やねんて。
でも、普通はなかなかこの切削点に届かへんみたい。。。削った切りくずが巻き付いて、邪魔するらしくて。
そこで!トクピ製作所さんの「ハイプレッシャーブレーカー」!
クーラントを超・高圧で噴射させて切りくずを細かく分断すんねんて。
切りくずが細かくなって、工具に巻き付かへんからクーラント液が切削点に到達!
刃先を冷却するので切削速度アップ!めっちゃええやん!
で、かあちゃんはこのクーラントが噴射される様子を見せてもらってん。
ハイプレッシャーの14メガパスカルってことで、それはもうすごい勢いやったで。
正面はこんな感じ。 |
楽しみにしてた「オイルホールから出る内部クーラントの様子」も見れて嬉しかった。
穴何個あいてんの?ホンマに2個だけ?ってくらいの勢いやった。
噴射の様子をばっちし撮影させてもらったので、ぜひ!動画を見てくださーい!