円柱でもきれいなレーザー刻印方法!平面設定と3D設定を比べてみた
突然ですけど、レーザー刻印って、円柱にもキレイに打てるんですよ!(どうした、突然)
正しく設定すれば、だけどね。
正しく設定しなかったらどうなる?
気になるよねー んじゃやってみよう!
ということで、刻印チャレンジ「打てるんかい、打たれへんのかい」、
3回目となる今回は「平面設定」と「3D設定」の仕上がりを比べてみることにしました~
うちの会社((株)ソリッドツール)では、お客さまからの要望に応じて、
品番や寸法、製造年月日などを工具に刻印してます。工具の識別や個体管理に便利だからね。
普段は工具にしか使わないレーザー刻印機なんだけど、せっかくなので、
工具以外のものに刻印できないかなーって、かあちゃんは日々模索してまして。
「コレ、刻印できるかなー」から始まって、
刻印できるとしたら、
ちゃんと見えてる?(視認性)
キレイに刻印できてる?(精度)
持ちはどう?(耐久性)
なんてことを記録として残していきたいと思ってます~
3D設定とは
そもそも「3D設定」って?
3D設定っていうのは、立体的な形状に合わせて刻印するための設定です。
平らな板なんかに刻印するときは、刻印する面の高さが一定なので、「平面設定」で問題ありません。
でも円柱みたいに、表面がカーブしてると表面の高さが変わっちゃう…
そんなときは「3D設定」!
3D設定にすると、刻印する面の高さの変化を考慮しながら、立体的な形状に沿って刻印してくれるんです~
その設定をすれば円柱にキレイに刻印できるのは、合点承知の助なんだけど(古っ!)
円柱に、あえて平面設定のままで打つとどうなるん?って思って。
ちょっとやってみようと思います。
題して「円柱に平面設定と3D設定で刻印してみた」です!
今回の材料はガーデンソーラーライト
今回、刻印の材料に選ばれたのは、こちらのガーデンソーラーライト。
庭(ガーデン)の土に差すライトで、太陽が沈んで暗くなると自動で点灯するらしい。
自動なん?すごいやん!
そのクオリティで、まさか… そう、百均です。
ソーラーライトの機能ではなく、円柱のサイズが良い感じだったので採用しました。
では早速、ソーラーライトの頭の部分に、ソリッドツールのロゴを打っていきましょう~

こちらは直径53㎜の円柱です。高さは約27㎜。
こちらに横型のロゴを打っていきます。

まずは3D設定で刻印
3D設定(円柱)で刻印したのがこちら ↓
うん、キレイに打ててますね。円柱に打つ設定ですからね!
横からの写真はこちら ↓

うん、端っこまでキレイに印字されています。イエイ。
次に平面設定で刻印
では、あえて平面の設定で刻印してみます。
変更は「3D設定」→「平面設定」だけ。照射数値も、サイズも、位置も変更してません。
で、結果はこちら ↓

およ、ロゴマークの端っこと、文字の端っこ(DとL)が刻印できてない…
横からの写真はこちら ↓

さらに、ロゴの真ん中あたりの色がちょっと濃い… 照射が強そうな感じ。

3D設定と比べるとこんな感じ

仕上がりを比較
刻印したロゴや文字の形
円柱の中央付近は通常の形で刻印できている。
でも左右の端に近づくにつれて、文字が横方向に伸びてしまっている。びよーんって。
これは、平らな面に打つ設定なのに、実際は表面がカーブしてるから。
平面にくらべたら、真ん中が盛り上がってて、端っこは下がっていってるから、
カーブに合わせて文字がのびていくイメージ。
それを3Dに設定にすれば、そのあたりを計算して、端もキレイに刻印されるように照射してくれるねんね。すごいよね。
刻印の強さ
中央付近の刻印がちょっと濃くなっている。
これは一部だけレーザーの焦点が合ってて、そこにエネルギーが集中してしまってる状態みたい。(ChatGPT談)
ここでも、3D設定にすることで、
「中央が高くなってるけど、そこにエネルギーを集中させんとって。
曲面になってるから端っこも同じように打ってな」ってお願いしてる感じやね。
実際、3D設定で刻印した時は、文字の色にムラはなかったもんね。
今度は柄の部分にも実験
柄の部分も円柱なので、また別の実験をしてみます。平面設定で、2行打ってみました。

この二つ、同じフォント・同じ大きさで打ってます。違いは、焦点を当てた場所。
①は2行のちょうど真ん中あたりに焦点を当てて刻印しました。(黄色い丸)
真ん中あたりに焦点を当てたので、ほぼ同じ文字サイズで刻印できてます。
これに対して②は、焦点を上の行に当ててます。
なので、上の行の文字は指定通りの大きさだけど、下の行は曲面に沿って伸びてしまってます…
同じ大きさで指定してるのに、この違い…
やっぱり「平面設定」では曲面の影響って大きいのね。
まとめ
今回は円柱を使って「平面設定」と「3D設定」の違いを見てみました~
円柱に平面設定で刻印すると、
・端の文字が伸びて見えることがある
・照射の強さにムラが出る
ってことが分かりました。
つまり、3D設定にすれば、刻印機が円柱の形状を把握して、最適な刻印にしてくれるのね!
難しい設定がいるのかって思われるかも、ですが
私が入力した数値は、円柱の直径だけ。
なんとも簡単に円柱に打つことができました!
おまけにもう一つ打ってみました。
かわいくできました☆
引き続き「こんなんに打てる?」なんて質問も募集中です。
「ご意見・ご感想フォーム」からお気軽にお問合せくださいませ。
お待ちしております!
