刻印チャレンジ ‐ シリコン & 熱可塑性エラストマー ‐

さぁ始まりました、刻印チャレンジ!「打てるんかい、打たれへんのかい」
第1回目となる今回はシリコンにレーザー刻印ができるかどうかチャレンジしてみました!

今回はこの「ペット用のおやつケース」に刻印してみたいと思います。

ん?

数あるシリコン製の製品の中で、なぜペット用のケースが選ばれた??

それはね…

実は、かあちゃんチにワンちゃんがやってきたからなのです!ワンワン。
ペットを飼うことはない!と思ってたから、この展開に本当に驚いてます。
まさかワンちゃんをお迎えすることになるなんて…

お迎えすることになった経緯はさておき、
「何に刻印してみようかな~」って百均パトロールをしていたところ、
ペット用品コーナーがあって、このシリコンケースが目に留まりまして。

ってか、今まで幾度となく百均行ってましたけど!

ペット用アイテムがこんなに充実してるなんて全然知らなかったです。

ペット用品のコーナーがあるんですよー?
百均にペット用のトイレや、ベットまで!(100円じゃないけど)

今までは完全スルーしてたんやなぁ。

環境が変わると、見えるものも変わってくるんやと実感。
新しい世界に飛び込んだ気分です(おおげさ)

で、今回はそのシリコンケースに、ChatGPTに作ってもらったイラストを刻印してみようと思います!

刻印するイラストはこちら → 

かあちゃんチのワンちゃんをイメージして作ってもらいました。

いざ!

あれ?
あれれ?

 

結果は…
チーン…

薄っす!何回印字しても、うっす!

照射の数値を色々試してみたけど、薄っす!
何も見えないくらい印字が薄い。

何で?

ChatGPTに聞いてみたら

「それは材料側(シリコン)がレーザーに反応していない状態」の可能性が高いです、と…
安価なシリコン製品は、純シリコンではないのでレーザーのエネルギーが吸収されないのだそうです。

うん、百均やもん。

でもかあちゃんは負けへんで。

色々数値は試した。
レーザーパワーも、20%から100%まで試した。
スキャンスピードも、100から2000までやってみた。
周波数も60から100まで動かしてみた。

でも薄い。

うーんどうしよ…

色々調べてみたところ、「あえて焦点をずらす」のも一つの案らしいことが判明。

いつもは印字面ちょうどに照射されるようにポインターで調整してるけど、それをあえてずらすんだって。
それが「スポット可変」の設定だそうだ。んじゃ、スポット可変を+1にしてみよう。

ら!おぉ!

印字されたよー。水色のケースに、グレーのような、白色のようなロゴが印字されたよー。
写真じゃちょっと分かりづらいけど…

若干ムラがあるけど、うん、かわいい。

一気にオリジナル感が出るね~

ちなみにROTIはかあちゃんチのワンちゃんのお名前です。
インドネシア語で「パン」の意味です。
おいしそうなパンの色をしたワンちゃんですねん。

もう一個、シリコンつながりでいってみよう!

こっちもペット用品だっ
ペット用ひっぱりおもちゃ。

スペースがないので、こちらは名前だけ。KUROと印字してみます。
(製造部の方が飼ってらっしゃる柴犬のお名前)

実際はもっとベージュっぽい色です

うーん、キレイに出ないぞ。いや、出てるんかもしれんけど、

ベージュ地に白っぽい印字なので見えにくいな…
こんなん →

 

黒字で印字したいなぁ。黒までいかなくてももう少し見やすく打ちたいなぁ

チャットさんに相談。

今回は周波数を変えてみてはどうかと。
かあちゃん、周波数の意味もよく分かってないねんけど、言われるがままに数値を変えてみます。

とりあえず、周波数を60kHzから80kHzへ上げてみよう。

さぁどうだ?

…結果、白字のままでした

くぅ。KUROを黒字で印字したかった… 無念。

あ、違うって。周波数は数字を下げると濃くなるみたい。
80kHzにするんじゃなくて、20kHzとかに下げなきゃ。
ちょっとやってみよ。

おぉ!黒字まではいかないけど、見やすくなったぞ。
周波数しか変えてないのにこの変化はすごいなぁ
(色んな場所に打ちまくってて、もう打てるところがここしかなかった…)

周波数、すごいな。

でも刻印機における周波数って何なん?
ちょっと調べてみましたよ。

周波数とは

レーザー刻印って、点を連ねて印字してるんだって。点々で文字を書く感じ。で、一定時間(通常は1秒間)に何回照射するかを設定するのが「周波数(パルス)」みたい。

つまり、周波数を高く設定すると1秒間に照射する回数は多くなる。

例えば、周波数を80kHzってすると1秒間に80,000(!)回照射してるねんて!
1秒間に80,000回?ホンマに?

ほな印字は濃くなる?

いいや、1発あたりのエネルギーが小さくなるから、材質にもよるけど、普通は印字が薄くなりやすいみたい。

逆に周波数を低く設定すると、1秒間に照射する回数は減る。
例えば10kHzやったら、1秒間に10,000回の照射。

照射回数は減るけど、その分1発あたりのエネルギーは大きくなるから、
材質によっては印字が濃くなったり、深く彫れたりするんやって。
減るゆーても、1秒間に10,000回… ホンマに?(疑い深い)

イメージとしては、同じ時間で「細かく何回も当てる」か、「溜めて1発を強く当てるか」の違いみたいやで。

イラストにするとこんな感じ。
こっちの方が分かりやすいかな↓

いや、間違いなく分かりにくいな。

あれ?このおもちゃ、シリコンやと思ってたけど、材質は「熱可塑性エラストマー」って書いてる。
シリコンちゃうんや。プラスチックとゴムの混合物みたい。

見た目や手触りで勝手に「シリコン」やと思ってたけど、
実は純シリコンじゃなかったり、そもそもシリコンでさえなかったりするのね…

とりあえず、熱可塑性エラストマーにも刻印できることが分かったよ!

刻印チャレンジして、データがどんどん集まってきたぞ。
今まで知らなかった「スポット可変」の影響力や、周波数(パルス)の効果など、新たな発見がいっぱいです~

(株)ソリッドツールでも工具以外の刻印もちょこっとやってたんでこちらも見てみてください☆ レーザー刻印代行サービス

刻印、奥が深くておもしろいから色んなものにどんどん打ってみようと思います!
引き続き「こんなんに打てる?」なんて質問も募集中です☆

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