チゼルエッジとは?シンニングとは?

お次はチゼルエッジシンニング

ドリルの先端に切れ刃じゃない「山型のマイナスドライバーのような部分」がある。

これがチゼルエッジというそうだ。

 

 

 

 

 

横から見るとこんな感じ。

切れ刃じゃないから切り進めない…
マイナスドライバーでグギグギ回してる感じ。

摩擦と摩耗で、削る方(工具)にとってはもちろん、
削られる方にとってもデメリットが多い。

切れ刃が当たるまでは「切削」ではなく「押しつぶして進む」感じ。
だから食いつきが悪くって、穴が大きくなったり曲がったり…
被削材(削られる方)が変形しちゃったり…

安定した加工には程遠い。。。トホホ。

でもドリルの形状からすると、このチゼルエッジは絶対発生しちゃうそうな。

そこで、そんなにっくきチゼルエッジをやっつけるため
(あ、チゼルエッジファンの方がいらっしゃったらごめんなさい)
ドリルの中心までできるだけ「刃」にしちゃえ、チゼルエッジを薄くしちゃえ、
という加工があります。それがシンニング。Thin=「薄い」のing形。

マイナスドライバーの部分がちっちゃくなってる~
加工始めの中心の食いつきが良くなるから加工が安定!
さらに削った時に出る切粉を外に出しやすくするって!
すごいやん!シンニング!

シンニングの素晴らしさを理解したところで、今回はこれにて。

ではまた次回! サンパイ ジュンパ ラギ ヤ! (Sampai jumpa lagi ya!)

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