R加工付アリ溝カッターとは
今回は、アリ溝加工と同時に開口部のR加工ができる「R加工付アリ溝カッター」についてご紹介します!
ということで、はいっ!始まりました新シリーズ!
「(株)ソリッドツールのホームページで紹介された事例を、かあちゃんでも分かる視点で見てみよう」です!
(株)ソリッドツールで紹介される事例って、専門的すぎて初心者にはついていけなかったりするんですよね…
それを、分かりやすく説明してみようっていうシリーズです☆
第1弾は「R加工付アリ溝カッター」!
ソリッドツールのホームページではこんな風に紹介されています↓

・仕様
切屑排出性の良い3枚刃を採用。開口部にR面取りを同時に行えるよう、くびれた部分はRで繋いだ設計です。
バリ処理なども不要となり、コスト削減を可能にしました。
・用途
特殊な形状のアリ溝を加工しつつ、
後処理までも同時に行います。
なるほどですね!
工具に詳しいあなたなら、きっとこの工具のすごさがお分かりでしょう。
そう、(株)ソリッドツールのホームページで事例を見てくださる方は工具に詳しい方が多いんです。
実際に工具を使ってらっしゃるユーザーさんだったり、
ユーザーさんに工具をお届けする商社さんだったり…
なので、この事例を見て「おぉ、すごい」と思ってくださる方も多いんですが…
かあちゃんはどうでしょう。
…実は、かあちゃんはタイトルの「アリ溝カッター」でつまずいています(泣)
ん?アリ溝カッターって何なん?状態。
かあちゃんと同じく「アリ溝カッターって何?」状態の方!
そう、そこのあなたです!
かあちゃんと一緒に勉強しましょう。そして一緒に「アリ溝カッター通」になりましょう!
アリ溝カッターとは
アリ溝カッターとはアリ溝という特殊な形状の溝を加工するための工具です。
ではアリ溝とは?
アリ溝は、上よりも下の方が広がっている溝です。断面は「ハの字」のような台形になります。
こんな感じ 
アリ溝は、部品同士をはめ合わせるときに使われます。スライドさせてはめ込むと、上下方向には抜けなくなります。

ボルト無しでもしっかり固定されるすごい溝です。
アリ溝カッターは、このアリ溝を削るための工具で、特徴はその刃先の形。ハの字になっています。
ではアリ溝を掘っていきましょう~
まずエンドミルでストレートの溝を掘ります。
そのあと、アリ溝カッターで側面を削っていきます。

いきなりアリ溝カッターで削り始めわけにはいきません。負荷が大きすぎて、カッターが折れちゃう可能性大。
切りくずもいっぱい出て、排出が悪くなっちゃうしね。
ちなみに、アリ溝カッターには底刃はありません。だから下方向に送る加工はできません。
あくまで、側面を台形の形に削るための工具です。
アリ溝については分かりましたね☆
ではいよいよ、今回の事例のアリ溝カッターのすごいところをご紹介!
なんと今回のアリ溝カッターは「R加工付」なのです!
具体的には「開口部にR面取りを同時に行う」んです!
工具のココ、(赤丸でかこったところ)
拡大しますね。
ココのくびれ部分、滑らかなR形状になってます!
このR付アリ溝カッターで削ると

ほら!エンドミルであけた溝が、R付のアリ溝になっている!
今までは複数の工具を使ってこの形にしてたけど、
このR付アリ溝カッターだと1本でここまでできちゃうから、工具交換回数の削減、段取り時間の短縮が可能!
さらにこのR加工をすることで、バリが抑えられるから、後工程のバリ取りが不要になるんだって。
作業工程が削減される~
しかも、この工具、3枚刃っていうところもポイント!
エンドミルの主流は4枚刃なんだけど、今回のアリ溝カッターは刃数少なめの3枚刃。
刃数が少ない方がチップポケットっていう、切りくずが入っていくスペースが大きくなって、
切りくずが外に出やすくなるんです!
つまり、刃数が少ない方が切りくずの排出性が高くなるんですね~
(エンドミルの刃数と切りくずの関係については「エンドミルとは」のページの後半に書いてるので、
よかったらのぞいてみてください☆)
アルミ材の加工は切りくずが絡みやすくて、加工面を傷つけて品質低下を引き起こしたり、
刃先に負担を与えたり… アルミ材の加工は切りくずの排出がとても重要。
なので、このアリ溝カッターは、3枚刃にして切りくず排出性を大幅にアップ!
安定した加工が期待できちゃう優れものです!
「R加工付アリ溝カッター」のすごさ、分かっていただけました??
(株)ソリッドツールではこんな感じで、加工内容に合わせて工具形状を最適化して、工程の集約やコスト削減、品質の安定を実現してます!
なにかお悩みがあれば、ぜひ一度(株)ソリッドツールにご相談ください!
オーダーメイドならではの改善提案が可能ですよ~
ちなみに、この形、なんで「アリ溝」っていうか気になりません??
かあちゃん、気になって調べました。
ら、「くびれている感じが、蟻の胴体に似てるから」みたいです。
昔の職人さんが「アリ」って呼んだのが始まりなんですって。
さらに、
日本では「アリ溝」だけど、
外国では「ダブテール」っていうみたいで。
Dovetail → 鳩 (dove) の尾っぽ (tail)
広がった形が鳩の尾っぽに似ていることからそう呼ばれるそうです。

逆さまやん。
お国が違うと、視点も違うのね~
あ、そうそう、ソリッドツールのカタログ、無料でダウンロードできるねん。
ただやで、ただ。よかったらポチって持ってって~

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ダウンロードしてくれておおきに!



